トゥルーヴィルについて

トゥルーヴィルについて

歴史と概要

 フランスの北西部に位置するノルマンディー地方の小さな港町は、1830年代からパリから日帰りも可能な海辺の保養地として発展してきた町で、海水浴が健康にいいとされてからその人気に拍車がかかり、一大ブームとなりました。当時は「海岸の女王」とまで呼ばれたその美しい海辺の景観はいつの時代も多くの人々を魅了し、小さな漁村だったこの地にも多くの上流階級の人々が訪れるようになりました。
また、風景画家 シャルル・モザンのように、多くの芸術家からも愛されました。パリのサロンに展示されたモザンが描いた絵画を観て、影響を受けた多くの若い画家たちもインスピレーションを求めてこの地に訪れたそうです。中には、イザベイ、モネ、コローなどの画家だけでなく、デュマフやロベールといった作家たちも含まれていました。

トゥルーヴィルとサヴィニャック

 サヴィニャックがパリからトゥルーヴィルに移り住むことにしたのが1979年。マルセル夫人と共に小さなアトリエ付きのアパートでの生活が始まりました。この時はまだパリにも住居を残したままだったが、3年後にはそのパリの住居も手放すことにしました。
 そしてトゥルーヴィル市民の歓迎の熱はどんどんふくれ上がっていき、市立美術館の全館がサヴィニャックの作品があてられるほどでした。
 また、町のほどはずれにある19世紀に建てられたモンテベッロ美術館の敷地内にはサヴィニャックの小さな銅像がたてられています。これも、町がサヴィニャックに銅像をつくりたいと申し出たそうで、サヴィニャックは「広場にたつようなのは柄じゃないのでやめて欲しい」と答えたそうでトゥルーヴィルの美しい海が望める現在の場所にたてられたそうです。ちなみにこの銅像は生前に完成し、サヴィニャックもえらく気にいっていたのだとか。

トゥルーヴィルの行き方

 パリからおよそ200Km離れており、ノルマンディー地方ののどかな風景の中、高速道路A13を2時間ほど走るとその美しい海辺へと辿り着きます。
 また、パリ サン・ラザール駅からトゥルーヴィル/ドーヴィル行きのSNCF(直通の急行)を利用し、2時間半ほどで駅に着きます。

参考文献

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